オリックス銀行の不動産投資ローン
不動産業者とオリックス銀行がタイアップしたセミナーに参加してきました。
このうち、オリックス銀行からあった商品説明についてメモします。
■審査基準
- 本業収入が長期的に安定しているか(賃料収入が基盤の人はハードルが高い)
- キャッシュフローが安定的・長期的に見込める物件か
- 本業定年退職時の想定退職金、売却想定額、家賃収入から残債返済能力がどれくらいあるか
オリックス銀行は、担保価値に依存せず、収益還元法による審査。
鉄筋コンクリート造よりも、木造・軽量鉄骨造の評価が高くなる傾向があります。
また、資産管理法人への与信はしておらず、あくまでも個人への与信で、
法人への融資の場合は個人が連帯債務者となります。
■融資最多層
- 年齢:40~50歳
- 年収:1,000~1,200万円
- 所有者物件:1棟保有者
■商品(パッケージ)
利用者の98%が3年固定金利特約型で、
- 店頭表示金利の基本パッケージ(金利3.3%)
- セレクトコース(金利2.3%)
→年収700万円以上、借入時年齢55歳未満が対象者 - プレミアムコース(金利1.975%)
→年収1,000万円以上、借入時年齢55歳未満が対象者
個人事業主は所得ベースで700万円から取り組み可能だそうです。
また、上記が商品説明ですが、実務では1.675%~3%で交渉をしているとのことでした。
■融資期間
最長35年以内。
- 団信の期限、完済時79歳未満であること
- 中古の場合は耐用年数(後述)基準に沿う
■耐用年数
- 木造、軽量鉄骨:40年‐築年数
- 重量鉄骨:45年‐築年数
- 鉄筋コンクリート:55年‐築年数
実務上の与信スタンスとしては、金利3%を承諾する利用者には10年プラスして
- 木造、軽量鉄骨:50年‐築年数
- 重量鉄骨:55年‐築年数
- 鉄筋コンクリート:65年‐築年数
での取り組みも最近は行っているとのこと。
■融資エリア
- 1都3県(国道16号線の内側)が主要エリア
- 群馬、栃木、札幌は金利3%~で融資可能
■融資限度額
- 2億円(団信の上限と合わせいる)
実務上は年収の20倍、30倍と融資している人もいるそうです。
ただ、2億円を超えてくると金利は3%がベースになるようです。
オリックス銀行の特徴としては、団信保険料は銀行負担(金利に含まれる)です。
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