ペプチドリーム(4587)手仕舞いました
2014 年 1 月 16 日
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去年から保持していましたが、2月中旬予定の中間決算発表の前に手仕舞うことにしました。
昨年の四季報秋号の通期見通しは
- 営業利益:720(百万円)
- 当期純利益:440(百万円)
で、その前の夏号と比べて数字が大きく発表されていました。
良好なIRやバイオ関連人気の追い風もあって、株価は上昇していましたが、
11月12日公表の第1四半期決算短信はかなり株主の期待を裏切るものでした。
- 営業利益:15(百万円)
- 四半期純利益:9(百万円)
それでも通期予想は修正ナシでした。
この第1四半期決算内容で、この通期予想の数字を達成するのは、冷静に見てなかなか厳しいものがあります。
株価が大きく崩れなかったことや、通期では予想達成の自信があるのだろうという楽観的な考え方で保持していましたが、
先日参加したセミナー「ローリスクで儲けるバリュー投資セミナー 個別銘柄編」を経て、そんな甘い考え方ではいけないと反省しました。
中間決算までに15,000円にアタックすると予想していましたので、売り時を探っていた中、
今日値を上げていきましたので、決済をしたという経緯です。
プラス決済で終えることができましたが、このまま中間決算を迎えていたらと考えると、ちょっと怖いところでした。
石野雄一さんの著書「ざっくり分かるファイナンス」
の中に、「投資家にとっての“サプライズ”とは、投資家と企業側とのコミュニケーションがうまくいっていない、ということにほなならない。」という一文があります。
たとえ良いニュースでも、突然の発表は投資家のリスク認識を高くする可能性もあります。
悪いニュースの時も、隠していて同じように突然発表するのではないか、と考えることもあるからということです。
ひいては投資家の信頼を得ることは難しくなり、下げるべきWACCを上げてしまうことにも繋がりかねません。
ペプチドリームの場合は、かなりの好決算を期待させる数字を出しておきながらあの第1四半期決算。
中間決算ではどっちの“サプライズ”な数値が出るのか、外野から見てみたいと思います。
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