金融政策 現状維持
日経平均株価、前場は上げ基調だったものの、後場に入り急落。
昼に金融政策決定会合で「金融政策現状維持」の報が入り、市場は反応。
機関の資金引き揚げ、素人のパニック売り、ゴールデンウィーク直前というタイミングもあり、
総じて売りの大波が来ると判断し、買っていた下記銘柄すべてを投げ売りました。
- ヤマト(1967)
- きんでん(1944)
- 相鉄HD(9003)
- 新日鉄住金ソリューションズ(2327)
少し手痛かったですが、流れには抗わず潔く撤退です。
14時半以降にヨーロッパ市場が開くとさらに売りが加速すると思ったのも投げ売り決断の要因です。
代わって買ったのは、日経ダブルインバース(1357)
日経平均株価が下がれば株価が上がるETFです。
慌てて乗り換え指示を出したので注文が散発、取引区分も半年、無期と入り乱れています。
含み益ではありますが、おかげで投げ売った損を和らげることができました。
日経平均はしばらくは上がる要因が思い当たらず、下値を探る展開に入っていくのでしょうか。
以前、通称黒田バズーカが炸裂した際に投稿しましたが、それまでデフレターゲット政策ばかりだった日本でインフレターゲットへの転換は思い切ったものです。
そこに踏み切ったアベノミクスの行く末を興味深く、そして期待を持って見てきました。
これでダメなら日本は終わりだろう、と思えました。
あれから3年が経ち、その結末がだいぶ見えてきたかに思える現在は、哀愁が漂います。
3年前の政策は概ね間違っていなかったと思えます。
誤算だったのは市中銀行の行動なのではないでしょうか。
マネタリーベースが2倍になったはずなのに、銀行が国債を買うなど運用して市場にお金が回ってきません。
マイナス金利になると、法人・個人へ融資しお金が流れるだろうという日銀の思いとは裏腹に、
お金を預けて運用を依頼するお客へ、手数料と称してマイナス金利分を負担させる市中銀行もあるようです。
貯蓄性のある終身生命保険なども取扱いが減っているようです。
企業の最大の目標は“存続”ですし、顧客の資産や社員を守らなければならないので、
実に保身的な活動だとは思いますが、金融企業側の考えも理解できます。
でも、今後の日本とか、我々の子、孫世代のこととか、もっと大きな枠で考えるべきで、
ミクロな視点に捉われ過ぎずに、日本一丸となって危機を認識し経済政策を推し進めるべきで、
やはりそこには銀行の協力は必要不可欠なんだと思います。
なので政府、日銀は、そういった機関へ協力してもらえるような、
税制面での優遇など、銀行側へもメリットのある政策で協力を請うていく必要があるのではないでしょうか。
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