民法大改正
2019 年 1 月 14 日
コメントはありません
1896年(明治29年)制定の民法。
これまでに、借地借家法や宅建行法などの特別法で補われてきましたが、
2017年5月26日に改正法案が成立し公布されました。
そして改正法は、2020年6月までに施行される予定です。
不動産の取引や契約における改正のポイントに特化した本があったので購入しました。
例えば、「瑕疵担保責任」は「契約不適合責任」に変わります。
これまで、瑕疵担保責任を問うには、買い主が無過失責任であることが条件でしたが、それが問われなくなります。
つまり、内覧等で瑕疵に気づいていたとしても、契約後に損害賠償もできる、ということと理解しました。
あと、錯誤における効果が、「無効」から「取消可能」になるとか。
改正法では、要素の錯誤について、動機の錯誤の用件が条文に定められたのだとか。
といっても、実務的にはさほど変わりはないのでしょう。
ただ、資格試験対策などでは、錯誤の効果もそうですが、覚え直さないといけないことがたくさんあるのでしょう。
他にも、売買、賃貸借、請負などについても書かれています。
マンガなので読みやすく、概要を知るには良著だと思います。
最近のコメント