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引き渡し完了と今後の運営検討


先日決済を終え、法人4棟目となる物件を取得しました。

火災保険の契約や物件管理に関するほぼ正確な費用出しも終えました。

これまでいかに手出しせずフルローン・オーバーローンを引けるかを念頭にやってきましたが、今回は融資手数料を含めると2割弱の手出し。
ROIは当然これまでの50~60%目標からは大きく下がり14%弱となりましたが、悪いことでもないかなと思っています。

今回は新規の金融機関からの借入実績づくりを優先したので納得のうえですが、自己資金の回復には計算上は7年ちょっとかかることになります。
(実際には、他の物件からのキャッシュフローを考慮すれば1年ちょっとで回復できる見通しですが)

一服ついたところで、このこれまでの「自己資金低出力・高収益物件・高ROI」路線は少し検討しようかなとも思っています。

自己資金投入を極力抑えて高収益力の物件を取得すればROIは上がり、早くに自己資金回復でき次の物件へ再投下を繰り返せるわけですが、引き換えに返済額は大きくなるわけです。

当期純利益をプラスでまとめ、そこから減価償却費を足し戻して元金返済を引いた実際のキャッシュフローも満足に残せてはいるものの、もしサラリーマンを辞めて生活費に役員報酬をあてするとしたら、返済金利が大きいために、経常利益を毀損しない範囲まででにしておかないと毎年赤字になってしまいます。
赤字にしても実際のキャッシュフローは十分あり、生活も会社も回るわけですが、金融機関からの新規融資は途絶えます

なので、その状態でも良しと判断する時は、融資を受けての拡大路線を終える時であると思います。

その前に、現状で役員報酬をより多く出しても経常利益を毀損しないようにする(営業利益と経常利益のスプレッドを大きくとる)ためには、

① 売上高を増やす(物件を増やす等により相対的に営業利益を増やす、購入時は多めに自己資金投入)
② 借り換え(金利を下げることにより返済金利を少なくする)
③ 繰り上げ返済(返済金額を減らす)
④ 売却(売上高も減るけど返済金利も減る、手元資金増大による財務状態改善)

などが考えられますかね。

自己資金を回復しながら、これらの選択肢についても検討していきたいと思います。

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