買い手がつき、売買契約まで交わしていた築古アパートの売却でしたが、共担に出していた2番抵当の金融機関が、売却益の約7割にあたる額の担保定期預金差し入れを要求してきたため、売却自体を取り止めることにしました。
事前には、担保の差し入れなどは本部も求めてこないという支店長の見立てでしたが、本審査で覆ってしまいました。
物件を手放した上に、手元資金に売却益を加えて次の物件の頭金に投入する思惑がはずれてしまっては、売却する意味がありません。
買主さんには悪いのですが、金融機関の事情ということで、ご納得いただきました。
手付金倍返しもありえる場面でしたが、このような事態に備え覚書を交わしておいたのが功を奏しました。
仲介さん、買主さんの金融機関には徒労に終わらせ申し訳なかった感もありますが、自分の描いた想定と違う事態は受け入れられません。
300万円くらいまでのボロ戸建てや、ある程度きれいな1000万円前後までの戸建てを、リフォームして貸し出せば高利回り物件ができあがる、というのはネットや書籍でよく目にします。
私は金融機関からの借り入れも増えてきて、追加で借りられない状況に陥る可能性を考えると、1,2年は戸建賃貸・現金買いに注力してもよいのではないかと思い、ここしばらく勉強していました。
デメリットですぐに思い当たるのは、
- 想定外に損傷が激しく大きいリフォーム代が必要になる(DIYやる気ないですし、、)
- 投資金額の回収に時間がかかって大きい額借りたい場合に自己資金が乏しいケースもありえる
- キャピタル狙いで購入した場合に売却で苦労すると手元資金が増やせない
などですが、キャピタルゲインも期待できますし、もし少額でも融資してくれる金融機関がある場合は取引銀行を増やせるし、メリットが多いように思いました。
そして、以前からメルマガやLINE登録していた戸建賃貸に特化した業者との面談アポを取り、行ってきました。
これまでの取り組みや戸建賃貸に対する考えなどを担当者と話したのですが、何かよそよそしさを感じます。どうも、
- 戸建賃貸は、融資が難しい人が少額の現金購入で取り組むケースがほとんど。
- 融資を引けるならそれで拡大していくのが効率的。
というようなことのようで、どうやらその会社の客層として、私はミスマッチの印象でした。
あらためて考えると、リフォーム代を安く上げたりDIYなど不得手な私は戸建賃貸には向かないですね、きっと。
拡大手法に正解はないですが、人それぞれに合う合わないはあります。
幸い私はまだ融資も引けるわけですし、これまでも運営してきている中~大きめのロットで規模感を武器に、効率的な拡大を進めるのが合っているのでしょう。
当面はこの路線で、迷いなく進めていきたいと思います。
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