直近決算の報告書案がまとまりました。
2月から契約した財務コンサルのおかげでツボも解り、劇的に見栄え良く作り上げることができました。
税理士は税務のプロでありしっかりと仕事はしてくれますが、銀行目線まで含めて数値の配置や組み入れる勘定科目まで考えてくれるわけではなく。
コンサルには年間かなりの金額を要しますが、それで数億円の融資をゲットし、数千万円の家賃収入が生まれるなら安いものです。
これまで、ある程度節税の誘惑に乗りながら何となくやってきた面もありますし、税理士も「節税=クライアントのため」と考えてくれていたところもありました。
過去には、100万円超えのリフォームを特別損失で計上するよう依頼したこともあります。
そうすれば経常利益を毀損せずに経費として取り扱い、節税もできるという、実際そう指南する書籍やWEB記事はたくさんあります。
しかし、今の自分のベクトルはまだ事業拡大であり、融資を引くこと。銀行評価を上げるためにしたことは、
- 営業利益を増やすために、営業外利益にいれていたもののうち、定常的な売上(アンテナ賃料収入等)は売上高に移す。
- 最重要視は債務償還年数。つまり当期純利益+減価償却費を大きくする。
- 減価償却費を増やすために、新規物件取得に関した費用(仲介手数料とか)や、金額を決めてそれ以上の修繕は資産計上。
- 敷金や保証金等の預り金は流動負債ではなく固定負債に移す。
などなど。
これらを意識していけば債務償還年数が良くなる他、自己資本比率や流動比率等も良くなります。
税金は増えてしまいますが、事業拡大のための一番の近道は、節税ではなく、納税ですね。
火災保険の改悪(大幅値上がり&保険期間最長10年→5年化)まで残り1週間を切った9/24(土)、
以前物件問い合わせをしたことのある不動産業者から一通のメルマガが届きました。
保険代理店業務も行っており、「まだ加入し直しは間に合います!」とのこと。
制度が変わることは当然知っていたのですが、手間を考えるとそのままでもいいかなと放置していました。
しかし、そのメルマガで、やるなら今しかない!と火がついて、メルマガ発行元の代理店に・・ではなく、
既存契約の代理店に連絡しました。
対象は、比較的残期間の短い下記2物件。
① 個人で所有しているアパートが期間10年のところ残り2年半。(AIG損保)
② 法人所有のアパートのうち1棟が期間10年のところ残り4年。(あいおいニッセイ同和損保)
メールしたのは土曜だったので代理店から連絡があったのは月曜日。
4日後の9/30(金)までに、現在の契約を解約して新たに同内容・期間10年で加入し直すことがミッションです。
月曜日(9/26)、両方の代理店と連絡が取れました。
②の方は、担当者がキレのある方でよかったです。
既存契約と同じ内容で9月中に10年契約し直した場合の見積りと、10月以降に5年加入する場合の見積りを見せてもらいましたが、
後者を2倍した10年の金額と比べ、9月中に入り直せば約30万円も安いことがわかりました。
2日後の9/28に切り替えることで、非常にスムーズに話がまとまりました。
問題は①の方。
AIG損保では、築古APは1年単位での契約しかできないとのこと。
何を言ってもダメそうで、他社に乗り換えますよと言っても、あっさり「どうぞ」とのこと・・。
去年、雪害での屋根補修で保険申請したら、鑑定人に見積書の6割査定され、良い印象がなかったのですが、
こうもドライだと、今後保険を使いたい時も苦労しますから、いい機会と思って見切りました。
管理会社が保険代理業務も行っており、あいおいニッセイ同和損保なら取り扱えるとのことだったので、
進めてもらい、9/30付でギリギリ切り替えることができました。
かくして無事ミッション完了。数十万円の節約効果がありました。
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