日銀の金融政策決定会合
日銀が金融政策の一環として
- 指数連動型上場投資信託受益権(ETF)
- 不動産投資法人投資口(J-REiT)
への買い増し方針を発表しましたね。
たまたまですが、日経レバレッジ指数ETF(大証1570)を買っているので、スポットが当たってちょっと驚いてはいます。
黒田総裁が重視する「量的・質的緩和」政策の一環、異次元とかバズーカとか言われてますが、長期的にはどうなのでしょう。
以前から高橋洋一先生の著書を読んだりしていますが、安倍政権になり、日銀総裁も変わり、やっとインフレターゲット政策を展開してきた?とは思うのですが、どうして今急激に?とも感じます。
先進国の中では、日本は何故か長らくデフレターゲットだったわけですが、国民に見せたくないものは見せないようにし、意図的にデフレ状態を堅持しているように見ていました。
お金を刷り、市場にお金を増やし、円安を誘導し、G20では批判を回避しましたが・・私には為替操作にしか見えません。
しかし今回の日銀政策は、以前から誰もが思ってはいたであろう手ですが、デフレ堅持の政府はそんな手は打たないんだろうなーと私は思ってきました。
ゴールドマンサックスが発表している2050年GDPランキング予測で日本は8位に後退。
少子化で、お金を増やしても国の体力は上がらないという白川前総裁の理論も否定していませんでした。
しかし、統計的に見て市場に流通する通貨を増やし、少子化でも衰退した国は無いという高橋先生の考え方にも興味を持っていました。
ここ数ヶ月で急転直下な方針転換ですが、とちらの考えに沿った動きを日本がしていくか、確認できそうで少し好奇心が膨らんでいます。
政権が代わり、安倍首相も元気なイメージで頑張っていますが、狙いはスムーズな消費税増税?と勘ぐってしまいます。
そもそも目標値を掲げていない「社会保障と税の一体改革」自体が私には眉唾ものでしたが、株価を上げ、円安を進め、景気がよくなった感を国民に示して、 「ここ数年よりも景気が上向いたでしょ、さぁ消費税を上げますよ」という短期的なゴールを目指しているのではないでしょうか?
市場に円を増量し、少なくとも短期間は元気に日本を走らせる。
なんだかニンニク注射を連想してしまいます。
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