タイムレバレッジ
先日、本屋で立ち読みをして面白そうだった本「中古ワンルーム2戸からはじめる家賃40万円稼ぐ黄金の法則」を購入しました。
何が面白そうだったかと言うと、“タイムレバレッジを効かせて返済スピードを加速させる”という
ファイナンス的な発想が盛り込まれているところです。
この本の趣旨を端的に表すと、
- 都心で中古ワンルームマンションを2戸保有して、ローンが無い状態にもっていく
- 3戸目にローンで購入して全3戸の家賃収入をそのローン返済へ充てれば短い期間で完済に至れる
- その後も同じ手法を繰り返せばどんどん物件を増やしていける
- 計6戸で、18年5ヶ月後に家賃収入42万円を達成(繰上返済した場合のシミュレーションもあり)
といったところです。
発想自体には共感し、具体例がシミュレートしてあるので把握しやすい説明でした。
ほぼ読破しましたが、その他にはこれといって目新しい情報は私にはありませんでした。
ただ、疑問な点がチラホラと。
- 表面利回り6%、7%あたりを想定している内容だが、これではキャッシュが回らないだろう
- ワンルーム市場を楽観視し過ぎているのではないだろうか
といった点。
特に1、2戸目がこの低利回りだと、税金や管理費・修繕積立金を引いた実質利回りは1%程度あればというところでしょう。
これをローンで購入の場合は完全にキャッシュフローが赤字に転落するでしょう。
また、7月にビッグサイトで開催された賃貸住宅フェアで入手した、リクルート社(SUUMO)の賃貸統計資料では、
ワンルームは23区であっても礼金無しの割合がここ4年間は30%を超え、2007年、2008年から比べると倍増しています。
敷金も12.5%が無し物件で、こちらも2007年、2008年から比べると2~3倍です。
賃料についても、フェアに参加した時の記事で触れていますが下落基調。
この状況下でワンルームマンションに手を出すことは、かなり危険を伴うのではないかと思います。
「積立投資」をバックボーンに、「小型成長株投資」で種銭をつくり、「不動産投資」の世界へ足を踏み入れることを目論む個人投資家。
1973年島根県生まれ。
1996年に明治大学政治経済学部卒業後、専門商社、ソフトウェアハウス勤務を経て2001年独立。フリーランスのプログラマーとしてBtoBマーケット構築などに携わる。
プライベートではVisualStudioやAccessでプログラムを組み、株式投資や不動産投資、ファイナンス理論などとの融合を目指す。
2012年からは日本ファイナンシャルアカデミーの「不動産投資の学校」を受講、2013年8月に大家デビュー。
以降も各種セミナーへ参加して投資家、起業家としての見識を広げつつ、宅地建物取引士、管理業務主任者、2級FP技能士、簿記3級などの国家資格も取得。
趣味は野球、ゴルフ、テニス、プログラミング、日本酒。
草野球は2003年に自らチームを立ち上げ代表を務める。
首位打者3回、打点王2回獲得。まだまだセンスは健在か?
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