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金持ち父さん貧乏父さん


いまさらながら、「金持ち父さん貧乏父さん」を読みはじめました。

不動産投資家の話を聞いていると、よくこの本の話が出てきます。

すでに、自分はこの本を読んで影響を受けた人たちの話を聞いていると思うので、特には改まって読まなくてもよいかなという思いもありましたが、やはりこれだけ世界で影響を与え続けている本を目にしないのもなんだなと思い、購入に至りました。

まだ3日間で半分ほどしか読んでいません。今のところは新たに沁み入る話しはありませんが、この本を読んで成長された人たちの元がここにあるんだな、とところどころで思います。

前半部分はお金の知性、教養に関する話が多く、このあたりは泉正人さんの本やファイナンシャルアカデミーの「お金の教養講座」ですでに感化されている部分です。

また、お金がなくなる恐怖心から働き続ける(そしてそれは他の誰かを儲からせるために..)というあたりでは、「お金は要りませんから雇ってください!」と14年前に転職活動でソフトウェア開発会社の面接を受けた頃を懐かしく思い出しました。  たぶんあの時は、お金よりも情熱がはるかに勝り、自分が自分に突き動かされていたんだと思います。

ここにいてもその会社だけでしか通用しないものしか身につかない、覚えさえすれば誰でもできる、そんな仕事を続けていくことに疑問を持っていたのと、他企業や世界にも通用するスキルを身につけていきたいと漠然と思っていたこと、そこへコンピュータに魅力を感じたこと、デジタル化の流れのタイミングが合ったこと、たとえ失敗しても後悔しないと思えて飛び出しました。

大学を出て、一部上場企業へ就職したのに、自ら辞め、年齢も学歴も重要ではない実力次第の世界へ飛び出すことをドロップアウトと自嘲しましたが、清々しい気持ちと、不安・期待が入り混じった複雑な感情の中を過ごしたことを憶えています。

飛び出してはみたものの、専門商社の営業職から未経験のプログラマーへの転身を目指すわけですから、すんなりとはいきません。

  • 修行する場を与えてくれるならお金なんか要らない!
  • 才能ある俺を採用しないなんて、見る目がないからこっちから願い下げだ!
  • 俺を採用しない会社は余裕がない会社だから、早晩潰れるに違いない!
  • 落ち込んでる場合じゃない、100社受けて1社に認められればいいんだ!

当時は1999年で、ちょうどデジタル化の波が押し寄せてきたあたり。  これからはデジタルの時代だと思い、システムを作りあげるパソコンに無限の力、宇宙を感じていました(笑)

「お金は要らない」「パソコンに宇宙に通ずるものを感じる」と面接で語る野郎が印象に残ったのか、結果は10数社への応募で、3社から採用をもらえ、プログラマーになる夢を叶えました。

たぶん、この頃が私にとって「人生につつき回されていた頃」なんだと、今この本を読むと思えます。

あれから、会計に興味を持ち明治大学の社会人講座(リバティーアカデミー)の「財務諸表の読み方」へ通ったり、100ten.schoolの株式投資講座を受講したり、ファイナンスへ興味を持ってオントラック社「ファイナンス基礎講座」へ行ってみたり、と少しずつ見識を広げていった今だからこそ、この本の内容を理解しながら読み進めていけているのかな、と思ったりもします。

そして今、ファイナンシャルアカデミー「不動産投資の学校」を受講しています。
そして投資だけでなく、税金や会社設立のメリットについても考えるようになっています。

少なくとも、発刊当初の2000年では、興味もなければ内容もチンプンカンプンだったでしょうね。  お金に働いてもらうなんて考えはもとより、資産と負債の違いも理解できなかったかもしれません。

読みたくなったり何かをしたくなった時が、何事も適齢期ということなんでしょうかね。

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