追加の金融緩和決定
やっちゃってくれました、追加の金融緩和。
11/18(火)からの金融政策決定会合では、消費税10%への増税に合わせた何かしらの追加金融緩和が出るだろう
と想定はしていましたが、このタイミングはあまり考えていませんでした。
11月初中旬の株価下落リスクについてきのうの投稿で触れましたが、
これに受動的にではなく、能動的に先制パンチを見舞う戦法に出たのでしょう。
おかげで株式資産は1日で40%も上昇してくれました。
ありがたい話なのですが、その追加緩和の内容は、
長期国債などを購入し、1年間に市場に流すお金の量を現在の約60兆~70兆円から約80兆円に増やす、というもの。
更にお金ジャブジャブです。
円の価値は下がり、円安が更に進行します。
マーケットでは、日本株は上昇します。
これって、いいことですか?
物価はどんどん上昇します。
消費税も10%に上昇します。
それなのに、
私たちの給料は増えますか?
生活は豊かになりますか?
お金はどこに消えているのでしょう?
答えは言わずもがなですが、そうこう考えていると、今後の生活と日本の将来が怖くなってきます。
11月の金融政策決定会合では、その時のマーケット状況にもよりますが、
あまりモタついているようなら、トドメの金融緩和もあるかもしれません。
政府は、日本経済上げ潮ムードを演出し、増税発表という12月のゴールに突き進んでいきます。
これは去年4月の黒田総裁バズーカを号砲に始まった短距離レースです。
本当のレースは、日本の経済、将来をかけた長距離レースのはずです。
果たして日本はそのレースに勝ち残れるのか。
率直なところ、不安です。
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