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管理業務主任者試験の回顧


先日受験した管理業務主任者試験。

この資格試験の合格率は約20%で、国家資格の中では低くはない数字です。
宅建士試験の約15~17%の合格率と比べても高く、難易度は宅建士の方が上と一般的に評されたりしています。

ただ、管理業務主任者試験の合格率20%は、多くの宅建士資格ホルダー受験者を含めての数字です。
そういった意味では、この2つの資格試験の難易度は逆なのではないかと考えたりもします。

各スクール等発表の合格予想点は、

  • TAC:33~35点
  • LEC:33~35点
  • 大原:34点
  • 大栄:35~36点
  • フォーサイト:34~36点
  • 梶原塾:37点
  • 亀田講師(LEC):32~34点
  • 久保田講師(LEC):35~36点
  • 氷見講師(クレアールアカデミー):33~34点

私の自己採点は34点・・非常に微妙な得点です。

合格発表日の1月22日まで気にならないわけがありませんが、
1点差で不合格になるショックを思えば、合格を期待するよりも不合格だと思っておく方が精神的には良さそうです。
心の防御策ですね・・。

そして本当に不合格だった場合は、来年また挑戦するかどうかは現時点で白紙ですが、
再挑戦を決めたとしても、今回の受験が有益だったものとするには分析が必要です。

1問1問の正誤確認は、昨日U-CANから届いた解説で復習すればよいとして、認識すべきは得点率から見える自分の分野別の得手不得手

本当は試験前の模試等で把握して苦手分野の底上げをすべきなのですが・・そこにまでは至れませんでした。

分析にあたっては出題50問を分野ごとに色分けしている梶原塾の模範解答PDFを参考にしました。
ここの合格予想点は37点と突出して高く信憑性はありませんが、分析上は参考になります。

■ 民法絡みの出題
13問中11問正解と高得点でした。
去年の宅地建物取引主任者試験でも14問中11問正解でしたが、
難しいと言われる民法に苦手意識がないことは精神的なプラスになっています。

■ 区分所有法に関する出題
9問中6問正解と最低限の得点ですが、役目は果たした感じです。

■ マンション管理に関する出題
7問中4問の正解と少々不満ですが、仕訳に関する2問を取れたことはうれしかったです。
議事録や団地等、どちらかというと基本的な分野を落としたことは、今後の注意点になります。

■ 管理業に関する出題
9問中7問正解と高得点でした。
個人情報保護法の出題は、11月の賃貸不動産経営管理士試験で間違えた内容の肢があり、今回の正解に繋がりました。
管理系の3試験を今年まとめて勉強しましたが、これがプラスに働いた一例といえます。

■ 建物に関する法令や設備の出題
12問中6問正解と、勉強不足が如実に出ました。
今年は難問が多かったと言われる分野ですが、その他に取るべき問を落としたりもしています。
どちらかと言うと暗記系というか、やった分だけ記憶できる分野なだけに、準備不足が露呈されました。
断水等に備えた水槽タンクの貯水量は1日の3倍にするとか、基本的な肢を消せなかったのは勉強不足以外の何物でもありません。
この分野は過去問をやりこんだり、専門用語をWEB等で調べたりして知識量を増やしていくことが必要です。

以上で合計34点。

ただ、この状況下で最善の努力はしたつもりですし、受験会場の席に着けただけでも本当にありがたいことです。

当日時点での持てるパフォーマンスは、これ以上は無かったと思います。

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