修繕積立金の長期計画
2014 年 3 月 24 日
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現在、価格交渉を仕掛けている物件が1つあります。
- 駅から徒歩5分以内
- 床面積約50㎡超えの3LDKファミリータイプ
- 築21年
という概要で、大手デベロッパーが手掛けた分譲マンションです。
最寄駅の乗降客数は1日5万人超えですし、稼働力の面では安心感が持てる立地です。
修繕積立金については、現在約2.5万円/月ですが、「何年後に月々の修繕積立金の徴収が5千円上がる」とか
「10年に1度50万円を徴収する」とか、販売当初に取り決められている場合があります。
特に大手デベロッパーは注意が必要です。
去年大手デベロッパーが手掛ける新築分譲マンションのモデルルームへ勉強がてら行ってきたのですが、
5年後、10年後、15年後・・と段階的に修繕積立金の増額が計画済みであるうえ、
購入時と10年に1回、まとまった修繕積立金徴収も明記してありました。
このペースで徴収をしていくと、おそらくマンション管理組合の留保額は相当額に膨れ上がると思われます。
実際に修繕の際、どこにどうお金が流れるのかを邪推すると、
デベロッパー系列の会社にとっては延々とキャッシュフローを生んでくれる優良資産になるんだろうなぁ、
と思えて仕方ありませんでした。
購入者にとってはババ抜きのババをいきなり背負ったようなもんで、
いつかその負債性に気づいて売却しようとしても、その頃には修繕積立金も高額になっていて
誰にもそのババを押しつけることができず・・と考えると恐怖の物件です。
ですので、今回交渉中の物件でも修繕積立金の長期計画がはっきり把握できるまで手出しはしません。
カテゴリー: 不動産投資
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